今日、私たちが文化的生活を獲得したその根底には紙の存在があります。
書く・伝える・包む・守る、生活のどこかで必ず顔を覗かせる紙、
調達がしやすく、そして自然に還ることが容易なこの素材は人類が発見した素材の中で、
最も純粋で美しいものではないでしょうか。
人口の増加と情報化時代の中でますます紙の需要は高まってまいりました。
用途の済んだ紙はゴミとして廃棄され、ゴミ処分場の処理能力を限界点まで高めています。
新規の処分場の建設もコストや環境の保全の面から進みにくい状況にあり、
ゴミ処理問題は各自治体の悩める問題となっています。
紙は再生可能な「資源」であり、決してゴミではありません。
紙から繊維を取り出し再生し、組み直し紙としての命を与え、役目が終わればまた更に
繊維を取り出す。この紙の繊維の循環こそが本当のリサイクルであり、
近い未来の環境問題解決の糸口になると信じております。
私たち川西紙業は自らの活動が「資源再生のプロセス」であると考えます。
事業に誇りを持ち資源の無駄をなくすべく日々活動に努力いたします。